文部科学省 成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成

enPiT(エンピット)は日本国内の40以上の大学と産業界が連携して実践的な人材育成を推進する教育ネットワークです。
enPiTでは社会的要請が強い4つの分野(ビッグデータ・AI分野、セキュリティ分野、組込みシステム分野、ビジネスシステムデザイン分野)において課題解決型学習(PBL)などの実践的な情報教育を学部生・高専生に対して推進・普及します。
東京都立産業技術大学院大学は、筑波大学・公立はこだて未来大学などとともに、ビジネスシステムデザイン(BizSysD)分野を担当します。
本学では社会人が学ぶ専門職大学院としての特徴を生かしたカリキュラムを展開。進化を続ける先端情報技術や情報インフラを有機的に活用し、潜在的なビジネスニーズや社会ニーズに対する実践的問題解決ができる人材の育成を目指します。
enPiTビジネスシステムデザイン分野(通称:BizSysD)は、社会やビジネスニーズに対する実用的なソリューションとしてのビジネスアプリケーションやシステムデザインを自ら提案、開発し、顧客の潜在的要求を満たすことのできる人材育成を目指します。第1期enPiTビジネスアプリケーション分野における教育実績をもとに学部3、4年生を主な対象としたPBL教育を実施することにより、真のビジネスニーズを引き出すとともにICTを柔軟に活かし、IoTをはじめとする各種先進システムに対する要素技術に基づいて実用的なソリューションを提供できるイノベーティブな人材を育成します。
enPiTプログラムの学びは、基礎知識学習、PBL基礎、発展学習で構成されます。
7月~8月の基礎知識学習でPBL基礎の受講に必要となる知識を学び、8月~9月のPBL基礎にてチームを結成し、PBLによる学びを体感します。
その後、10月~12月の発展学習では自己組織的にチームを運営しプロダクト(ビジネスアプリケーション)の完成を目指します。
開発技法やプロジェクト推進など問題解決に必要な基礎知識を修得します。
一週間の短期集中合宿を通じて、社会または顧客が潜在的に抱えている問題を発見し、実践的に価値創造力や問題解決力を磨きます。
発展学習の前提となるPBL基礎の修得状況について審査します。
審査を通過した人のみ、発展学習に進むことができます。
定期的な開発システムのレビューと改善の反復経験による品質確保を意識したプロジェクトマネジメントを実践します。
発展学習で開発したアプリケーションについて、チームごとにプレゼンテーションとデモ発表を行います。
このプログラムで学ぶことで、先端的な情報技術に関する知識、世の中のニーズを捉える能力、実践的な問題を解決する能力が養えます。このプログラムでの学習を踏まえて、さらに講義、実習、研究活動を通して、知識や能力に磨きを掛けることで、潜在的なビジネスニーズや社会ニーズに対する実践的問題解決ができる人材を目指せます。
以下の条件を満たしていることをenPiTプログラムの修了要件とします。
プログラム修了者には、修了証を交付します。
アジャイル開発はソフトウェア開発の方法として近年注目されている手法です。
しかしながらその本質はチームによるものづくり活動の「アジリティ」を高めることにあります。
産技大enPiTプログラムではアジャイル開発方法論「スクラム」を中心にアジャイル開発の本質理解と実践力の獲得を目指します。
チームの自己組織化や継続的な改善を行うための方法を学び、チーム開発の生産性向上と創造的なものづくりの方法を修得します。
チームによるソフトウェア開発を円滑に行うための各種のモダンな道具についても理解します。
科目名:「アジャイル開発概論」
実施時期:7月~8月
実施場所:オンライン上での受講
内容:ビデオ教材の視聴を通してアジャイル開発の歴史的背景、チームづくり、スクラムの手法を学びます。
アジャイル開発概論.pdf
科目名:「アジャイルチームキャンプ」
実施時期:8月~9月
実施場所:受講生に別途周知
内容:5日間の合宿を通して、チームとしてのアジリティ向上と、コラボレイティブ開発のための技術取得を行います。
※一定の条件を満たした受講生には交通費・宿泊費の補助があります。
アジャイルチームキャンプ.pdf
科目名:「ビジネスシステムデザイン実習」
実施時期:10月~12月
実施場所:東京都立産業技術大学院大学 または 受講生の所属校 または Web開催
内容:ビジネスアプリケーションのチーム開発を分散PBL形式で実施します。
アジャイル開発の知見を活用し、アプリケーション開発の実践力を向上させます。
アプリケーションのデモとレビューを繰り返し、チーム開発を上手に行う方法を身につけます。
ビジネスシステムデザイン実習.pdf
応募資格 |
・Webアプリ開発に興味のある学部3~4年生、高専本科4~5年生・専攻科1~2年生。 |
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募集人数 | 10名程度 |
受講料 | 無料 |
募集要項 |
下記より募集要項(PDF版)をダウンロードしてください。 |
出願書類等 |
志願者は、次の書類を一括して提出してください。 (1)enPiTプログラム受講願書 受講願書PDF版受講願書Excel版(2)学生証のコピー(表面・裏面) |
出願期間及び出願方法 |
【願書受付締切】
2020年6月30日(火)17時まで必着 【願書提出方法】郵便・書留にて送付してください。 【送付先】〒140-0011 受理した書類を点検・確認後、出願書にてご指定いただいたメールアドレス宛に、受理のお知らせを送付します。7月2日(木)17時までにメールが届かない場合は、東京都立産業技術大学院大学enPiT事務局までご連絡ください。(電話 03-3472-7833) |
出願上の注意事項 |
受理した書類は返還しません。申請書類に不備がある場合は、受付期間内に補正がなければ不受理となります。また、出願期間を過ぎた出願書類は受理しません。 |
選考方法 |
書類審査により選考します。応募人数が募集人数を上回った場合、あるいは本プログラム履修に必要な前提条件を満たさないと判断される場合は受講を認められない場合があります。 |
選考結果の通知 |
選考結果について、2020年7月6日(月)に、出願書にてご指定いただいたメールアドレスへご連絡します。@aiit.ac.jpからのメールを受信できるよう、受信許可設定をお願いいたします。(選考結果通知に限らず、受講期間中や修了後の各種ご連絡もこちらのドメインからご連絡します。)その日のうちに通知が届かない場合は、東京都立産業技術大学院大学enPiT事務局(電話:03-3472-7833)へご連絡ください。受講を許可された方へは、上記通知時に、受講に関するご案内を併せて送付します。 |
開講中止となった場合の取扱い |
最少開講人数に達せず開講中止となった場合には、郵送により通知します。 |